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未来言語ダンジョン

2021年3月12日と13日の2日間に渡り、文化庁・神戸市が共催のイベント「078KOBE」のイベントとして、未来言語さんが作成されたオンラインゲーム「未来言語ダンジョン」を共同開催させて頂きました!

「未来言語ダンジョン」とは

見ない・聞かない・話さない という役割を持ったそれぞれの人が、うまくコミュニケーションを取ろうとしたら、どうしたらいいでしょうか?

そんな気付きから、オンラインゲーム「未来言語ダンジョン」は生まれました。試行錯誤の末に生まれたこのゲームは、参加頂いた皆さんに特別な「未来言語ダンジョンキット」をお送りするところから始まります。

未来言語ダンジョンキット。おしゃれで、これだけでもテンション上がる
黄色の封筒の中に、見ない、聞かない、話さないの役割カードが入っている

ゲームが始まると、この黄色い封筒からカードをランダムに引いて、自分の役割を決めます。そして、「見ない」の人は目隠しを、「聞かない」の人は音量を0に、「話さない」の人はミュートをして、その状態でチームでコミュニケーションを取って敵と戦おう!というのが、未来言語ダンジョンです。これだけでも「どうなるんだろう?体験してみたい!」となりませんか?(笑)

神戸版「未来言語ダンジョン」開催

今回、「078KOBE」と「未来言語」の共催ということで、特別に神戸版の未来言語ダンジョンを一緒に作りました。そして神戸版での対戦相手は、なんとあの兵庫県非公式ゆるキャラ「わるたん」です!

わるたん : http://warutan.net/

いたずらっこわるたんが現れると、みんな口々に「かわいい」「背中のチャックが気になる」という歓声を上げていました。

分身して3羽になったわるたん。コミュニケーションでわるたんを懲らしめろ!

このわるたんを懲らしめるために、参加してくれたメンバーが3-5人のチームに分かれ、「しりとり魔法陣」や「呪文を唱えろ」というゲームで対戦します。

みんな決められた役割に従ってコミュニケーションを取ろうとしても、なかなかうまく伝わりません。そして制限時間内にゲームが成功しても失敗しても、その後に「作戦会議」の時間を設けます。この時間が未来言語というゲームのポイントになります。ここでそれぞれがぶつかった壁を認識して言語化することで、コミュニケーションを円滑にするための「コツ」が見えてくるのです。

みんなでワイワイと創意工夫をしながら作戦を立て、次の戦いではどんどんと上手になっていくメンバ―達。すごい勢いで新しい言語「未来言語」が生まれていきます!

目隠ししたり、マスクをつけたりしたまま、必死に伝えようと動きまくるメンバ

あっという間の2時間が過ぎ、全力でコミュニケーションを取りあったチームメンバは、クタクタに疲れながらも、通じ合った喜びを感じながら、笑顔で最後まで楽しんでいただきました。

記念写真。みんないい顔!

イベントを終えて

ゲームに参加して頂いた皆さんから多くの感想を頂きました。一番多かったのが、「こんなにも伝わらないものかとヤキモキしたし、相手の立場に立ったものの考え方の重要性など、学びの多い時間になりました」という主旨の内容のフィードバックでした。

このゲーム、成功したときの喜びももちろんあるんですが、失敗したときこそ「どうすれば伝わるのか」を真剣に考える機会に繋がり、「普段、障害を持たれている方がどれだけ難しい環境で過ごしているか」という気付きに繋がります。これこそが、「楽しみ、遊びながら学ぶことができる」未来言語の醍醐味です。

FUNTESTがこのプロジェクトに参画したのは、この未来言語さんのコンセプトに強く共感したからです。ただただ真面目に学ぶだけでなく、遊びの視点を通して学ぶというスタンスが非常に素晴らしいなと思いました。ぜひこの活動・学びがもっと多くの人に伝わるよう、活動を継続していきたいと思います!

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