読込中

テントサウナを断熱材で強化してみた

さて、こちらの記事でテントサウナの自作方法について解説してきました。

このままでも充分アウトドアでテントサウナを楽しむことはできるのですが、あとはどこまでクオリティを追及するか、というところです。今回作ったテントサウナでも、80℃前後まで温度が上がることは確認できていますが、もっと高温サウナがお好みの方や、秋冬でもガンガンテントサウナを楽しみたい、という場合には、もう少し保温力を高める改良を加える必要があります。

保温力を高めるには、テントに断熱効果のあるものを貼るのが効果的かと思いますが、いざ調べてみると色々なものが見つかります。この記事では、自作テントサウナの断熱材を使った保温力アップの改造方法について解説していきたいと思います!

3層キルティング生地

まずは断熱材の選定です。断熱材で最初に思い浮かんだのは、MORZHで使われている「3層キルティング」です。布地で軽く、見た目もスッキリしていて保温力にも優れているのでテントサウナの断熱材としてはピッタリです。

ただ、これを使おうと思うと「テントサウナのサイドタープにこれをピッタリ合わせて縫う」という技術が必要です。これが僕にはかなりハードルが高いと感じたため、見送りました。もし裁縫技術に自信がある方には、3層キルティングの生地を使用するのがおすすめです。

ターポリン 透明シート

加工が簡単なのは何かと考えたときに、サイドタープに取り付けるよりも、本体に引っ掛けるようにすればいいんじゃないかと思いつきました。大きな冷蔵庫などの出入り口にかかっている暖簾のような透明ターポリン、あれも保温効果が高そうです。

しかしこちら、僕が買おうとしたタイミングでは売り切れでして、買うことができませんでした。今見ると再販されているので、加工を簡素化しようと思われる方は、この方法がおすすめです。

アルミ遮熱シート

縫い付けるのではなく、テープで貼るというやり方なら僕でも加工できるかもしれないと考え、テープで接着ができる材質で軽量の断熱材を使い、それをただ貼り付けるというのはどうだろうかと考えました。それで見つけたのがこちら、アルミ遮熱シートとダクトテープです。

これなら金額もお手頃で、断熱効果も高そうですし、加工もなんとかなりそうです。今回僕は、こちらの断熱材とテープを購入して加工をすることに決めました!

テントサウナへの加工

さて、注文した断熱材とテープが届きましたので、仲間とさっそく加工作業に取り掛かりました!と言っても作業内容はいたって簡単です。サイドタープを広げることができる広さの場所を確保しておき、そこにサイドタープを置き、その上からアルミ遮熱シートを貼っていくのみ、です。写真のような感じで、淡々と貼っていきます。

仲間と作業する時間、これもまた楽しい

今回購入した断熱材は1m幅のもので、サイドタープの一面が基本的に2m×2mになっています。完全に塞がっているサイドタープが2枚と出入口になっているサイドタープが1枚、これらには4mずつ必要になるので4m×3枚で12m。さらに、上部が透明になっているサイドタープには遮熱シートは下部だけでいいので2m、合計14mで四方は断熱することができます。

なのでこれだけなら1m×15mのものを買えばokなのですが、あとは天井ももちろんやった方が断熱効果は高いと思いますので、それも加えるとするとあと4m必要になり、1m×20mのものを購入すれば完全断熱が可能になると思います!

断熱加工後の結果

断熱材を貼った後、さっそく新・断熱自作テントサウナをセットし薪ストープで加熱してみました!

嬉しそうに点火する僕

背景に遮熱シートが映っているのがお分かりでしょうか?この状態で薪ストープを加熱していきますと、無事90℃を超えることが確認できました!(なんと間抜けなことに、温度計の写真を撮るのを忘れてしまったのですが…)

自作テントサウナでも改良することで高温サウナにすることができることが実証できましたので、もしご自身のテントサウナの温度が物足りない方は、ぜひこの方法を試してもらえればと思います!

\ シェアよろしくお願いします /
copyright © FUNTEST