テントサウナの種類と特徴
この記事に辿り着いた方は、テントサウナってよく聞くけど、どんなものがあるのかな?という方や、色々あるけど何を買う/レンタルしようかな?と思っている方だと思います。しかし実際に調べてみるといろいろな疑問が浮かんでいることかと思います。この記事では、テントサウナを購入/レンタルするにあたって知っておくべき情報をまとめています。
それでは、さっそくどうぞ!
テントサウナの選び方・買い方
テントサウナは、実は製造国やメーカーによって特徴がかなり違っていますし、サイズなども色々なものがあります。そのため、自分の好みのサウナスタイルや、想定している使用方法によって購入すべきものが変わってきます。
例えば、高温サウナが好きな人とそうではない人とでは選ぶものが違ってきますし、少人数で楽しむことを想定しているか、ある程度大人数でも楽しめることを想定しているかでも変わってきます。ですので、自分がどういうサウナ体験をしたいかを明確にしておくことが大事です。
現在、テントサウナは海外製がほとんどで、つい最近やった日本製のテントサウナが販売されはじめた、という状況です。そして海外製のものは個人輸入で購入するか、代理店経由で購入するか、どちらかの方法があります。英語に自信がある場合は個人輸入でよいかと思いますが、多くの人はそうではないと思うので、この記事では代理店経由で購入する方法をお伝えします。
今回紹介するテントサウナは、以下の5種類です。
1. フィンランド製テントサウナ「Savotta」 2. ロシア製テントサウナ「MORZH」 3. ロシア製テントサウナ「Mobiba」 4. ロシア製テントサウナ「EX-PRO」 5. 日本製テントサウナ「NoppaSauna」 |
それでは、順番に1つずつ説明していきます!
フィンランド製のテントサウナ「Savotta」
最初に紹介するのは、サウナの聖地フィンランドのテントサウナメーカー「Savotta」社のテントサウナです。
Savotta社の製品は、過酷な環境でも使用に耐えるように頑丈に作られていて、軍でも使用されているほどです。フィンランド製ということもあって当然フィンランド式のサウナになっており、60℃前後の温度になるように設計されています。我々が普段慣れているサウナよりは若干低い温度かと思いますので、高い温度が苦手な方でも入りやすいサウナになります。
また、上記の公式サイトからは1種類しか購入できませんが、下記の日本の公式代理店「ミズジャパン」さんからだと3種類のテントサウナを購入することができます。3-4名用の小さなものももちろんありますが、特筆すべきは大型のテントサウナ「Meri (メリ)」で、なんと定員は20名です。大人数で楽しむイベント用を想定されている方は、検討の余地ありかと思います。
また、こちらのテントサウナは1種類だけですがAmazonからも購入することができます。
ロシア製のテントサウナ①「MORZH」シリーズ
続いてご紹介するのは、ロシア製のテントサウナ「MORZH」シリーズです。
MORZHのサウナの特徴はその「断熱性」にあります。3層構造の断熱キルティングを使用しているため保温性が抜群で、100℃越えの高温サウナを実現することができます。そのためロウリュも余裕で、高温で狭いテントサウナで蒸気が上がった時の体感温度はすさまじく、ちょっと普通のサウナ施設では味わえない感覚を体験することができます。
日本の正規代理店は「SaunaCamp.」さんでして、創業者のお2人はMORZHの方々と一緒にサウナを楽しんで仲良くなって、それで日本の正規代理店を任されるようになったというくらいのサウナとアウトドアを愛する方々だそうで。SaunaCamp.さんはイベントも開催されているので、そちらで体験してみてから購入を検討するのもいいかもしれません。
https://saunacamp.net/shop/tent/#/
ロシア製のテントサウナ②「Mobiba」シリーズ
こちらもロシア製、FIRESIDE社の「Mobiba」シリーズです。
https://www.firesidestove.com/products/accessories/accessories_cat/outdoor/
Mobibaの特徴は、この写真の通り「大きな窓がついている」ことです。景色を眺めながらサウナを楽しむことができるので、屋外の景色が良いところで楽しむのは最高です。また、地味ですが出入り口が押すだけで開き、ゴムで自動で閉じるようになっている点が実用的で非常に便利です。
というのも、他のテントサウナはチャック開閉式になっていて、チャックで開けて中に入ってまた閉める、という動作が必要で、複数人数で出入りするとこれが結構な温度ロスになります。その点、Mobibaは出入りが非常に楽で早いため、実用性が高いテントサウナになっています。
ウィークポイントとしては、断熱性がMOLZHほど高くないため、温度を高温に保つのは難しい点です。しかし広さもそこまで大きくないので、MOLZHのように高温サウナではなく、通常のサウナを楽しむには十分かと思います。Mobibaは、Amazon や 楽天で普通に買うことができます。
ロシア製のテントサウナ③「EX-PRO」シリーズ
次に紹介するのは、ロシア製の新星「EX-PRO(エクスプロ)」社が作成したテントサウナ「EX-PRO」シリーズです。
EX-PRO社は元々パラシュートの縫製・製造からスタートしたロシアのアウトドアメーカーです。長年培ってきたその高い技術力で、ジオメトリックな構造のテントはポップアップ式で設営が驚くほど簡単でスピーディです。極厚の断熱材が入った3層レイヤーの幕体と防風2重スカートにより断熱性と保温性は抜群で、性能としてはグンを抜いていると言っていいと思います。
日本の正規代理店は「Soto Buro」さんで、こちらの会社ではEX-PROのみならず、ここまで紹介したSavotta社のテント、MOLZH、Mobiba のすべてのテントサウナを扱っておられます。
日本製のテントサウナ「NoppaSauna.」
最後に、ついに登場した我らが日本製のテントサウナをご紹介します。
と言っても実はまだクラファン中のものなんですが、すでに目標額は達成しており、2021年9月から順次発送が始まる予定です。製作されたのは NoppaSauna.さん、ワンタッチポップアップ設営、3層構造の高い断熱性、手頃な価格、今のところ一番バランスがよい製品なのではないかと思います。クラファンは7月末まで!
https://www.makuake.com/project/oltas_noppasauna/
まとめ
いかがでしたでしょうか。最後に、この記事で紹介したテントサウナの比較表を作りましたので、こちらを参考にして頂ければと思います。
以上で各サウナの特徴がお分かり頂けたかと思います!
購入はちょっとハードルが高いな、という方には、自作の仕方もこちらで解説していますので、ぜひこちらも参考にして頂ければと思います。
また、買ったり作ったりはちょっと大変だよね、という方に向けては、アウドドアでのサウナ体験ができるサウナ施設を以下で紹介していますので(関西のみですが)、こちらも参考にしてみてください!
ご自分のスタイルに合う、好みのテントサウナで体験ができることを祈っています!